今の教育に足らないものは何だと思いますか?
今の学校で教えてくれるのは、国語、数学…など、将来に役に立つとは言いにくいものを長い時間をかけて学びます。
しかし、必ず役に立たないとは言いません。入りたい学校に必要な科目かもしれないし、将来安定した会社に入るために必要かもしれません。
しかし、実際に大人になって使うことは少ないと思います。
私個人の意見としては、「人を思いやること」「親を大事にすること」「人に礼を尽くすこと」などの道徳の部分が役に立つと思います。
この記事を読まれている社会人の方で、学校で学ぶことで大事だと思うことがあったら、ぜひコメントお願いします。
論語と聞いて、一度は国語の教科書で目にしたことがあると思います。
かの有名な、「子いわく…」から始まる本です。
この本の内容としては、人間には何が必要で、どうすれば高潔な人間になれるか、人とかかわるうえで何が必要か…を教えてくれます。
今回はそんな本の中から個人的に重要だ、ためになったと思ったものを3つ紹介していきます!
今回紹介する以外にも大事なことが書かれていますので、気になった方は購入してみてください。
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1,贅沢していると尊大に、倹約すると頑固になるが、尊大であるよりむしろ頑固のほうが良い
昔の本に多くでてくるのが「倹約」ということです。
本の中で、孔子は「頑固のほうがいい」と言っています。
なぜ頑固のほうが良いのでしょうか?
尊大とは人を見下す態度を示す人のことであり、孔子が重要とした考えとは正反対にあるからだと考えます。
孔子は、「仁義礼智信(五常)」を大事にしており、その中でも仁(思いやりの心)を大事にしていました。
つまり、人を見下す態度は、人を思いやる心と正反対であることを示しています。
だから孔子は贅沢せずに、つつましやかに倹約して、心を整えろということを言っているのです。
実際にやるとわかりますが、倹約(節約)は難しいものです。
欲望は限りなくあるのが人間であり、欲望を抑えるのが理性です。
2,君子は口を重くして実践に努めるようにありたいと思う
僕は正直口が軽いです…
いつもぺらぺら重要なことまで話してしまうことが多々あります。
昔から口は災いの元とはよく言ったもので、多くの災いは自分の発言が多いです。
そんな災いの元の口をあまり開かず、発言せずに行動に努めようではありませんか。
例えば、上司またはその上の人間たちが、口先だけで部下を動かせるでしょうか?
ある程度は地位による発言の強さで部下は従うと思います。
しかし、それは長くは続かないことでしょう。
なぜなら口ばかりで、上の人間が行動を変えていないからです。
それでは下の人間はついてきません。
口では立派な目標、夢を語るが、実際に行動していなければそれはただの絵空事なのです。
まずは動かしたいと思う相手に見本を見せるようにすると、心からあなたを尊敬し、あなたを信用し、あなたに従うことでしょう。
少しの行動でいいのです。先ほどにもあった仁(人を思いやる)でもいいですし、礼でもいいです。
まずは自分が簡単にできることから始めてみてください。
おすすめは礼です。
3、君子は自分に反省して求めるが、小人は他人に求める
孔子が大事にしていたのは自分を省みるということです。
相手と環境は変えられないもの。
ならば自分が変わるべきなのです。
人が落胆する多くの理由は、相手に期待しすぎるからなのです。
もしくは、相手が自分が思うように動いてくれないからです。
つまり、人間は他人に期待をしすぎなのです。
そう思ったらその環境から離れるか、相手との距離をとることをお勧めします。
まずは自分を大事にすること、それから自分を省みて、自分にも悪いところがなかったかなどを落ち着いて客観視し、直せばよいのです。
しかし、反省ばかりしていると、自分がすべて悪いのだという考えから、心が壊れてしまう人がいるのもまた確かです。
相手、環境に否があるかどうかを正しく判断し、自分も悪いところがあったと思ったら、直すこと。
これを大事にすると、あなたは人間的にも成長するし、いちいちイライラしなくてよい環境を整えることができるでしょう。
日々精進です。私もがんばります!
まとめ
今回は「論語」の中から私が個人的に重要だと思ったことを3つ選出しましたが、この本の中ではもっと多くの重要なことが書かれています。
親とのかかわり方、友とのかかわり方、など生きていくうえで本当に重要なことが書かれています。
学校の中だけでは決して身につかない考え方、生き方を学んでいただけると幸いです。
ぜひ気になった方は、一読してみてください。
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